• 神々の居場所。

  • 神無月といわれるこの月は、出雲の国で政の話し合いをするために日本中から神様が居なくなることから神無し月となり、出雲の国だけが神在り月となると言われます。俗説とはいえ、やはり日本人はその昔から神々とともに暮らしを営んできたことに間違いはありません。伊勢神宮の大祭でもある神嘗祭をはじめ、豊かな実りを山の神・海の神に感謝する豊穣祭や豊漁祭もこの時期、全国各地で多く行われます。
    十二ヵ月の中で一度だけ神の字がつくこの月に、自らの心の中に神を宿し、自然に感謝し、日々の暮らしを丁寧に見つめ直してみることもよいものです。
  • 芋名月。
    栗名月。

    芋の収穫期に訪れる十五夜の月、中秋の名月は秋の収穫を祝って「芋名月」と呼び、澄んだ秋空に浮かぶ満月を愛でるもの。
    一方、十五夜のひと月後に訪れる十三夜の月を「栗名月」と呼び、実はこの十三夜こそが古き日本の観月の祭だったことをご存知でしょうか?この十五夜と十三夜は一対をなし、二つの月は同じ場所で観るものとされ、どちらか片方しか観なかったり別の場所で観ることは「片見月」と呼ばれ嫌われてきました。
    秋の作物の収穫時期に合わせて月に名づけるほど、日本人はお月様を大切にしてきました。今年は十月二十七日に迎える十三夜。時にはゆっくりと月の優しい光に照らされてみませんか。
  • 菓子:栗つむぎ、黄粉白玉、胡麻白玉