• 風花舞えば、正月事始め。

  •  二〇一四年もいよいよ年の暮れとなりました。七日には二十四節気の「大雪」を迎え、冬の寒さも一層厳しくなっていきます。晴れた冬の日に、はらはら舞う雪を「風花(かざばな)」といいます。これは、山などに降り積もった雪が強い風で飛ばされ舞い散ることで、本格的な冬の知らせとされます。寒は厳しさを増すばかりの中、一年のうちで師走は特に行事も多く、目まぐるしく時が過ぎ行きます。十三日の「事始め」は、年神様を迎える煤払いをする神聖なもの。私たちも家中の大掃除をし、正月を迎える準備を始めます。今年一年お世話になった方々へお歳暮を持ってご挨拶に伺うのもこの頃です。二十二日は「冬至」。この日に柚子湯に入ってしっかり体を温めることで風邪をひかずに冬を過ごせるとされます。かぼちゃや小豆粥、大根など「ん」が付く食べ物を食べて厄除けとする地域の風習もあるようです。冬至が過ぎればお正月の準備も大詰め。二十九日は「苦が重なる」意味を持ち、お正月の準備をすることは避けた方が良いとされ、二十八日に餅をつき、正月飾りをしつらえます。また三十一日の大晦日に注連縄を飾るのも「一夜飾り」となり、縁起が良くないとされるため三十日に注連縄は飾ります。こんな行事の合間にも、年賀状を書いたり、お節料理をこしらえたり。すべきことの多い師走ですが、全てはこの一年お世話になった方々へ心を尽くし、家族の健康を願い、また来る年も健やかに過ごせるよう年神様をお迎えするための日々なのです。ただ忙しく時間に追われて行事だけをこなしていくのではなく、心を入れて今年一年の締めくくりの日々を過ごし新しく清々しい年をお迎え致しましょう。