• 古きことは新しきこと。

  • 元日の朝。
    いつもの日常とは違った、どこか凛とした空気が感じ取れます。この特別な空気に満ちた元日の朝の気が陽に転じた明け方四時頃に家の主が水を汲みおき、年神様へのお供えや家族の食事に使う“若水”は邪気を払う縁起の良い水といわれます。私たち人間は水から誕生した生命を受け継ぐ生物であり、身体の6割は水でできています。今年最初の神聖なエネルギーが満ちている若水をまず身体に取り入れることは、今年一年を清々しく息災に暮らすことに繋がるのです。
    昔から良いこととされるあまたのことは、縁起を担いだり、習わしとしながら私たちに大切なもののあり方を諭してくれるものなのです。
    特別な時間が過ぎていくお正月の食べ物やお飾りは、そのひとつひとつに私たちが暮らしていく上での大切な思いが込められています。お正月の間だけでも古より伝えきくことに思いを巡らし、自分の中に取り入れていくことで新たな生命の輪を幾重にも豊かに広げてみてはいかがでしょう。