お知らせ

  • 2012/12/25

    鈴懸の包装紙・掛け紙

    鈴懸では、この度、包装紙と掛け紙を新しくいたしました。

    日本画家の神戸智行氏による美しくモダンな図案にてお菓子をお包みいたします。

    掛け紙は、月替わりでその月のテーマに合わせた図案が登場します。

    おつかいもの際は、ぜひお菓子とともにお楽しみくださいませ。

     

     

    ◎包装紙(土の記憶)

    (作家コメント)

    包装紙は、お菓子を包む一番外側の入り口となるもの。手にする人はその包装紙を取り、掛け紙が出て、そして箱の中のお菓子に辿りつきます。この包装紙では、鈴懸さんの素材の「ひとつひとつを丹念に選びとる。極める。そして大胆に挑む。」という考えとその姿勢、東洋と西洋の玄関である博多という土地を表現しています。

    下地には燻した銀箔を貼り、そこに敦煌の黄土をベースに彩色をしています。あえて具体的な形を省いて、素材の持つ力強さと繊細さで描くことにより、鈴懸 さんのお菓子作りに通づるそれらを表現したいと思いました。
    また、金箔はあせることなく永遠にその輝きを保ちます。細かく砕いた金箔(砂子)に、変わらない信念とこれからもずっと続いて欲しい願いをこめました。

     

     

    ◎師走の掛け紙(白世界)

    ※実際の掛け紙の雪は白です。

    (作家コメント)

    一年の最後である12月、また一年の始まりである1月にあたるかけ紙を、一見真っ白なかけ紙として作りました。年が行き交うこの月に、手にされたお客さまそれぞれの気持ちが澄み、新たな一歩の思いに繋いで頂けたらと思います。
    よく見ると雪の結晶が描かれています。さらに、ひとつひとつに目を向けると、それぞれのかたちは全て違うかたちをしています。
    ひとつひとつのお菓子を丁寧に作っている姿勢。その思いを雪の結晶で表現しています。

     

    師走の掛け紙(11月中旬~12月中旬、季節によってはこの限りではありません。)

     

     

    ◎睦月の掛け紙(結び –蛇-)

    (作家コメント)

    2013年の干支である蛇をモチーフに、あわじ結びに見たてて描きました。
    この結び目は、両端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから、「末永くつき合う」という意味をもっています。普通の結びよりも大きな結び方でできています。

    新春の掛け紙はこの干支をモチーフにした大きな結び目に、お客様と大いに末永く付き合えるようにとの思いを込めました。
    また掛け紙を外した後に広がる箱の中の華やかな新春の和菓子を引き立てられるよう、あえて線だけの描写にしています。

     

    睦月の掛け紙(12月中旬~1月中旬、季節によってはこの限りではありません。)

     

     

     

    日本画家 神戸智行

     

    【略歴】
    1975年、岐阜県岐阜市に生まれる。
    1999年、多摩美術大学美術学部絵画科日本画専攻を卒業。
    2001年、多摩美術大学大学院美術研究科日本画専攻修了後、同研究室助手として2008年まで在職。
    2008年、文化庁在外研修員としてアメリカのボストンで研修。
    2012年、心游舎の考えに賛同し、活動を始める。

     

    【パブリックコレクション】
    佐藤美術館/杉並学院/クラーク日本美術・文化研究センター/太宰府天満宮

    久留米大学附設中学校 高等学校/岐阜県美術館(寄託)