

博多祇園山笠の起源は鎌倉時代の1241年に博多で疫病が流行した際、承天寺の開祖であり当時の住職である聖一国師(円爾)が町民に担がれた木製の施餓鬼棚に乗り水を撒きながら町を清めてまわり疫病退散を祈祷したことを発祥とされています。 安土桃山時代、島津氏と豊臣氏の戦いにより博多の街は焼け野原となりましたが、豊臣秀吉が帰国の際、博多の街をいくつかの区画毎に「流」(ながれ)としてグループ化し復興を行いました。(太閤町割)。この「流」が博多祇園山笠のグループ単位の発祥です。戦後の一時期、13流に増えたこともありましたが、現在の「流」は恵比須流・大黒流・土居流・東流・西流・中洲流・千代流の7流です。 かつては京都の祇園祭のように町ごとに飾り山の華美を競いながら練り歩いていましたが、江戸時代の1687年に土居流が東長寺で休憩中、石堂流(現在の恵比須流)に追い越される「事件」が起きました。このとき2つの流が抜きつ抜かれつのマッチレースを繰り広げ町人に受けたことから、担いで駆け回るスピードを競い合う「追い山」が始まりました。以来戦後の一時期を除き祭のクライマックスとしてこの「追い山」が執り行われるようになりました。 第二次世界大戦中は中断を余儀なくされましたが、現在は復活し、毎年300万人を集める福岡市最大のイベントとなりました。 祇園饅頭は櫛田神社の紋を頂いたところのみが販売できるお饅頭です。
■販売期間:7月1日~7月14日まで
■販売場所:博多鈴懸本店・櫛田神社
■天神岩田屋店、博多大丸店、JR博多シティいっぴん通り店、JR博多シティデイトス店では予約販売のみ承っております。ご予約はお受け取りの3日前までとなります。