鈴懸 すずかけ

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百花繚乱の花詣で

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卯月に入り、穀雨を迎えるまでの期間を“清明”といいます。清明とは「万物発して清浄明潔(せいじょうめいけつ)なれば、此芽は何の草としれる也」から発し、この時期は草木が芽吹き出すため、その芽が何の種類の草木なのかが明らかになり始める「清浄明潔」の略からきています。四月の陰暦「卯月」の卯の字には「茂る」という意味があり、また「う」は「初・産」を意味し、循環の最初を表します。卯月は全ての草花が次々と芽吹き、花々が色とりどりに咲き乱れ、万物が清々しい美しさに満たされる時期なのです。
古く日本には、穢れをさけて慎む忌み日がありました。この日は家からでて戸外で過ごし、禍いを避けます。春の物忌みの日には野山にでかけ瑞々しい草木の生気を取り込む野遊びをして、夏への気力を養ったようです。
自然に寄り添い生きることで、今に生きる私たちも豊かに気力が充実して生命力が漲ることでしょう。先人に学び、百花繚乱のこの素晴らしい時期に、清々しい空気を求めて花詣でへとお出かけしてみませんか。