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天高く、実り多い秋彼岸

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一年の中で、昼夜の長さがほぼ同じになる秋分の日。とくに秋のお彼岸である秋分の日は、春のそれと分けるため秋彼岸と呼ばれます。特に収穫の時期である秋彼岸は、豊かな実りをもたらしてくれる自然に感謝するとともに、太陽が真東から昇り真西に沈むことから、ご先祖様達の御霊が到達する悟りの世界とされる彼岸と、煩悩に満ちた私たちの世界である此岸とが最も通じやすくなるとされます。これは仏教の教えからくるもので、秋彼岸は先祖を敬い、亡くなった方を偲ぶ大切な日とされ、国民の休日となっているのです。
秋分の日を過ぎると「秋の日はつるべ落とし」と言われるほどに、陽が沈むのが日に日に早くなり、夜が長くなっていきます。
秋は空が高く空気が澄んでいるため、芋名月と呼ばれる十五夜から、栗名月•豆名月とも呼ばれる十三夜など美しい呼び名がつけられた月が美しく見える夜が続きます。夜長月は、日中のさわやかな風や、紅く彩られる山々の風景、そして毎夜、美しい光を放ちながら姿を変える美しい月を楽しんではいかがでしょう。

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