【卯月】
映す
ひらいたばかりの桜の花びらは
儚くて柔らかな薄桃色
ひらいたばかりの桜の花びらに添う若葉は
艶やかで透明感のある鮮やかな黄緑色
見て
さわって
心に留めた花の姿
目を閉じて頭に浮かぶ花の姿を
菓子に映し
捉えていた感覚を自分のてのひらの中で
もう一度なぞる
幾重もの色の重なりや
手に触れた感触の細やかさ
手に乗せた桜の花が
深いところで鮮やかに蘇る
映しとられた菓子の姿が呼び起こす
心に刻まれた自分だけの桜の花
ひらいたばかりの桜の花びらは
儚くて柔らかな薄桃色
ひらいたばかりの桜の花びらに添う若葉は
艶やかで透明感のある鮮やかな黄緑色
見て
さわって
心に留めた花の姿
目を閉じて頭に浮かぶ花の姿を
菓子に映し
捉えていた感覚を自分のてのひらの中で
もう一度なぞる
幾重もの色の重なりや
手に触れた感触の細やかさ
手に乗せた桜の花が
深いところで鮮やかに蘇る
映しとられた菓子の姿が呼び起こす
心に刻まれた自分だけの桜の花