和菓子と歳時記

【神無月】

神々の居場所


神無月といわれるこの月は、出雲の国で政の話し合いをするために日本中から神様が居なくなることから神無し月となり、出雲の国だけが神在り月となると言われます。俗説とはいえ、やはり日本人はその昔から神々とともに暮らしを営んできたことに間違いはありません。伊勢神宮の大祭でもある神嘗祭をはじめ、豊かな実りを山の神・海の神に感謝する豊穣祭や豊漁祭もこの時期、全国各地で多く行われます。
十二ヵ月の中で一度だけ神の字がつくこの月に、自らの心の中に神を宿し、自然に感謝し、日々の暮らしを丁寧に見つめ直してみることもよいものです。

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