和菓子と歳時記

【十五夜/十三夜】

芋名月 栗名月


芋の収穫期に訪れる十五夜の月、中秋の名月は秋の収穫を祝って「芋名月」と呼び、澄んだ秋空に浮かぶ満月を愛でるもの。
一方、十五夜のひと月後に訪れる十三夜の月を「栗名月」と呼び、実はこの十三夜こそが古き日本の観月の祭だったことをご存知でしょうか?この十五夜と十三夜は一対をなし、二つの月は同じ場所で観るものとされ、どちらか片方しか観なかったり別の場所で観ることは「片見月」と呼ばれ嫌われてきました。
秋の作物の収穫時期に合わせて月に名づけるほど、日本人はお月様を大切にしてきました。今年は十月二十七日に迎える十三夜。時にはゆっくりと月の優しい光に照らされてみませんか。

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