鈴懸 すずかけ

English

神嘗祭 新穀

Posted by

田んぼが黄金色に輝く秋となりました。日本中のいたるところで五穀豊穣を感謝する秋祭りで賑わいだしたようです。特に十月の伊勢神宮では「神宮のお正月」といわれる神嘗祭が執り行われます。神嘗祭はその年に収穫された初穂を天照大御神に捧げる神事で、新穀と共に神饌としてアワビや伊勢海老、鯛などのご馳走が約三十品目も供えられます。伊勢神宮の神職に携わっていた方々は、かつては天皇が新穀を召し上がる十一月の新嘗祭を迎えるまでは、新穀を口にしなかったといいます。この神嘗祭が行われる十月十七日は、以前は大祭日として国民の休日と定められていたほど、伊勢神宮で執り行われる祭りの中でも、とりわけ大切なものとされていました。この神嘗祭を機に装束などを一新するのも特徴です。神嘗祭の「嘗」の字は食べ物でもてなすという饗の字に由来します。新米はもちろん、実りの秋というほどに秋は穀物、野菜、果物と美味しいだけでなく栄養ある食べ物が豊かな季節。今年も豊かな食に恵まれたことに感謝して、秋を堪能いたしましょう。

神の存在を感じて

Posted by

10月は神無月と呼ばれ、ことさら私たち日本人にとっては神の存在を感じる月でもあります。この神無月の名の由来は、この月に縁結びの話し合いをするため、出雲大社に神々が集まることから“かみなしづき”とされ、出雲大社では逆に神在月“かみありづき”とされるのです。
また、10月は五穀豊穣を感謝する大祭「神嘗祭」が宮中および伊勢神宮にて儀式が行われ、人々の結びつき、生活に深く関わる祭りも各地で多く執り行われます。
特に今年は伊勢神宮、出雲大社の式年遷宮にあたり、全国の神宮、神社でも遷宮が行われる特別な年でもあります。20年に一度という式年で行われる遷宮は、お社、鳥居などすべて新しく移される、いわば神様のお引っ越し。最初に立てられた清らかさを保つために行われる日本人の精神性の原点ともいわれる儀式でもあるのです。今年の10月2日、いよいよ伊勢神宮の内宮で親殿に天照大神がお遷りになる式年遷宮の遷御が斉行されます。
天高く晴れ渡る秋の日に、清々しい気持ちで神の存在を感じながら、私たちにとっても佳き日の始まりとなりますように。