大人はタシナミをタノシム

連載 すずなり

鈴懸 連載すずなり 大人はタシナミをタノシムちょっとした集まりや、ご友人のお宅に招待された時、何か手土産を‥‥と思っても、いったい何を選べば良いか迷ってしまうものですよね。お相手の好みもあるし、手土産をお渡しすることで、かえって気を遣わせてしまわない程度のものを選びたい。その加減って案外、難しいものです。だからこそ気負わずに、お相手が喜んでくださる姿を思い浮かべながら、渡す方も手土産選びを楽しめたら素敵ですよね。自分の中で定番の手土産が一つあれば、突然のお誘いにもあたふたとすることなく、余裕を持って当日を迎えられるのではないでしょうか。大人のたしなみの一つとして、自分の定番の手土産があるって、なんだか粋な感じがしませんか?

鈴懸 連載すずなり 大人はタシナミをタノシムちょっと意外性があって、渡す方も戴く方も嬉しい手土産として、鈴懸からのお勧めは「御赤飯」です。御赤飯って、お祝いの時にいただくものでは?なんて思われる方が多いかもしれませんが、そんな「ハレ」の日にいただくものを手土産としてお持ちすることは、いけないことではありません。“お祝いのときのもの”なんて縛ることなく、“美味しいから” “好きだから” や、“一緒に食べたかったから!”なんて理由で御赤飯を日頃の手土産として選んでみるのも、少し特別な感じがしてなかなか良いものです。ひと昔前は、各町に地域の和菓子屋さんがありました。お祝い事に御赤飯を用意する必要がある時、自宅で炊くこともありましたが、町の和菓子屋さんに注文する方も多かったのです。幼かった時は和菓子屋さんにお菓子ではなく、御赤飯をなぜ注文するのか不思議に思ったものですが、おばあちゃんから「和菓子屋さんで和菓子を作るために仕入れている小豆や餅米は美味しいし、一度にたくさん作ってくれるから美味しく炊き上がるのよ。」と教えてもらって、そういうものかと納得したのを覚えています。そして、和菓子屋さんに炊き上がった御赤飯を受け取りに行くと、家で炊いたものとはまた違う、ツヤツヤとしたほんのり紅い餅米に粒の揃った小豆が美しく、特別な大切なものを手に入れたような、なんとも言えない晴れやかな気持ちになったのを覚えています。

鈴懸 連載すずなり 御赤飯最近では日常に“特別”なことが溢れ、「ハレ」も「ケ」もさほどの差が無いようにも感じます。そんな中、お友達や大切な人と過ごす時間は、やはり特別な「ハレ」のひとときだと思うのです。自分なりに「ハレ」の瞬間をつくってみることは、日常の暮らしを楽しく過ごすアクセントになるかもしれません。鈴懸の御赤飯は、佐賀県産のヒヨクモチと厳選した小豆でふっくらと蒸し器で炊き、「御赤飯(バラ)」と「御赤飯 お手毬」の2種のご用意がございます。お手毬は、ふた口程度でいただけるくらいの量をまん丸にまるめて16個お箱に収まっています。ご訪問先のお宅での食事会などにお遣いになる際は、あらかじめご飯物をお持ちするとお伝えしておけば、ご招待される側の準備される手間を一つ省くこともできますし、見た目も華やかで、食べたい分だけそれぞれに取り分けることもできます。食べきれない時は、お手毬を一つずつ冷凍すれば便利に使えます。鈴懸の御赤飯は福岡限定で、お渡しの5日前からの予約での承りとなります。お箱に白無地の掛け紙のみでも、ご用途に合わせて紅白の掛け紙や熨斗鮑を付けることなどもお選びいただけます。一箱から承りますので、特別なお祝いの時のお申し付けだけでなく、ぜひ、手土産としてもご用命ください。

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