りんりん福寄せ

連載 すずなり

鈴懸 連載すずなり りんりん福寄せあけましておめでとうございます。
2024年、十二支の中でも特に縁起が良いとされる辰年となりました。年の初めは、年神様へのご挨拶に初詣をしたり、縁起づくしのお節料理をいただいたりと、今年一年の福徳を願い過ごされている方も多いことでしょう。日本のお正月の行事には、福を呼び込む伝統的な慣習が数多くあります。鈴懸のシンボルでもある鈴は、初詣の神前で鳴らすように、その音で身を祓い清める意味を持ちます。鈴懸本店の入り口をくぐる時、五色の暖簾の内側に目をやってみると小さな鈴が括り付けてあるのがご覧になれます。五色の色自体が魔除けの意味を持ちますが、その暖簾をくぐる時、また風が吹いて少し揺れる時、ちりんと音を立てて邪気を祓い、お越しになったお客様に清々しくいていだけるようお迎えします。

鈴懸 連載すずなり りんりん福寄せ鈴をかたどったお菓子は、定番の「鈴乃最中」にはじまり、「鈴乃最中おてづめ」など様々ありますが、和三盆糖を小さな鈴型に固めた「りん」は一粒だけ赤い鈴が入っていますので、年の初めに引き当てた方は嬉しい年明けとなりそうです。

鈴懸 寿々シンボルでもあり、縁起が良いとされる鈴をかたどったお菓子は、お客様へお福分けの気持ちで大切にお作りしています。長く大切に使い続けている鈴の焼き型で焼き上げる薄い皮に、上質な北海道十勝産小豆で仕立てる絹のような口当たりのこしあんを包んだ「寿々(すず)」。形だけでなく、おめでたい“寿”の文字を重ねて“すず”と読ませる縁起の良いお菓子で、お祝いの席にも喜ばれています。運気が高いとされる辰年に、縁起の良い鈴のお菓子が皆様にたくさんの福をもたらせてくれますようにと、今年も一年、願いを込めてお届けします。

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